死なないで

布団は2つ敷いてもらったけど、なるべく近づいた。

そっと要の体に手を回した。

「要、何があってもずっと一緒にいようね。それができたら、きっとずっと幸せだよ」

「うん、きっとそうだね」

「要、こっち向いて」

要が、寝返りを打ちこちらを向いた。

要の顔を両手で挟み、キスをした。

「顔真っ赤」

「見ないで」

要が両手で顔を隠した。

私は、その手をどけようとした。

「要!顔見せてよ!」

「嫌だよ」

要がまた、背中を向けた。

仕方ないので、代わりに要の背中に顔を当てた。

「おやすみ、また明日、要」

「うん。おやすみ、紗夜」