死なないで

要は病院で死亡宣告を受けた。

ベッドの上に横たわる要は本当に眠っているようだった。

私はお医者さんに止められるほど要を揺さぶり、何度もキスをした。

もう一度、照れたように笑って欲しかった。
 


要はいとも簡単に燃やされて灰になった。

要には、身内がいなかったのでお葬式は私だけで行った。

お葬式も終わり、一段落した後に食べた3日目のカレーは味がしなかった。

それでも無理やり口に押し込んだ。涙が溢れて止まらなかった。
 
仕事はやめた。

要が亡くなってからの1週間、カレー以外は食べなかった。

このまま死んでやろうと思ったのだ。

夜になると余計に悲しくなった。要が運ばれた病院へ向かう時のあの夜の暗さを思い出してしまう。

布団にうずくまり要のことを思い出した。