家に帰ったのは、18時を過ぎた頃だった。
玄関の扉を開けるとカレーの匂いがした。
部屋は明るかった。
「ただいまー」
靴を脱ぎながらそう言った。
返事はなかった。
リビングへの扉を開けた。
要は死んでいた。
地面から離れた足がだらしなく垂れ下がっている。
その足の下に、私がいつも使っている香水と私の服が散らばっていた。机の上には綺麗に盛り付けられたカレーとその横にメモが置いてあった。
『服と香水、勝手に出してごめんね。最期にどうしても君を感じていたかった。死んだ後のめんどくさいゴタゴタを押し付けてごめんね。僕のことは忘れて、幸せになってください。僕が死んだのは紗夜のせいじゃないよ。気に病まないでね。』
メモは所々濡れていた。
そして、私の涙がメモをさらに濡らした。
メモを机に置き、要の手を握った。
冷たい。
要をロープから外し、ソファーの上に寝転ばせた。眠っているようだった。
今にもふっと起きてきそうに見える。
玄関の扉を開けるとカレーの匂いがした。
部屋は明るかった。
「ただいまー」
靴を脱ぎながらそう言った。
返事はなかった。
リビングへの扉を開けた。
要は死んでいた。
地面から離れた足がだらしなく垂れ下がっている。
その足の下に、私がいつも使っている香水と私の服が散らばっていた。机の上には綺麗に盛り付けられたカレーとその横にメモが置いてあった。
『服と香水、勝手に出してごめんね。最期にどうしても君を感じていたかった。死んだ後のめんどくさいゴタゴタを押し付けてごめんね。僕のことは忘れて、幸せになってください。僕が死んだのは紗夜のせいじゃないよ。気に病まないでね。』
メモは所々濡れていた。
そして、私の涙がメモをさらに濡らした。
メモを机に置き、要の手を握った。
冷たい。
要をロープから外し、ソファーの上に寝転ばせた。眠っているようだった。
今にもふっと起きてきそうに見える。
