白空と蒼い瞳 〜メガネカチカチ王子さまは実は恋の罠でした〜

「うわああああ‼‼ やばい、やばいよ。遅刻するうううう‼‼‼‼」


私は腕時計をガン見しながら、腕と足を必死で動かした。


開いてるカバンからは、今すぐにでも教科書が飛び出しそうだ。


今日は朝、朝会あるのにいいいい‼


ちゃんと寝ようと思って寝たらこれだよお‼


あ、門がっ‼ 門が閉まるウウウ‼‼‼⋯⋯でも、間に合うっ‼


そう安堵して、全速力でビュンビュ飛び込んだら。



バッコオオオオオオオオン‼‼‼‼



なにかに、クリティカルヒットして、身体がポーンとはじけ飛ぶ。


いやああああああ‼‼


そう叫びたいのに声が出ない。目の前がスローモーションのようにゆっくり動く。この前と、同じ感覚。


バンっと鈍い音がして、頭を擦り、目の前を見ると⋯⋯。


「大丈夫、ですか?」


その立ち姿と綺麗な声が、きのうのシルエットと重なった。

左手を差し出したのは、超イケメン&因縁の相手だった⋯⋯って、は、は、浜辺っ⋯⋯‼‼‼‼‼‼‼‼