白空と蒼い瞳 〜メガネカチカチ王子さまは実は恋の罠でした〜

浜辺⋯⋯って、私がよおおおおおおおおおおおおおおおおく知っている人じゃん。


「その浜辺は今どこに⋯⋯」


「あー今授業中だからね〜お礼言うなら後にしたほうがいいよ。あ、浜辺くんのクラス、A組だから」


「⋯⋯ありがとうございます」


先生に笑いかけて保健室を出た。そして、A組へと向かった。


お礼言いにいく⋯⋯んじゃない。一言、嫌味を言ってやるんだ〜‼‼


1位うばっておいて、親切よそおうの、やめてくださいって。





⋯⋯と、思っていたのに。A組に行く途中に休み時間になったみたい。私はいま、B組の教室から飛び出してきた紗彩に抱きつかれていた。


「紗彩、くるし⋯⋯」


「うるさい‼ ちゃんと寝ない凛ちゃんが悪いの‼」


あーはいはい、ごめんなさい⋯⋯って。まわりみんなみてるよお‼‼ 視線が痛いって‼‼


「わかったから‼‼ わかったから教室はいろう‼」 


私が紗彩に促すと、紗彩は鼻をすすりながら、下を見たまま小さくうなずいた。


ああ〜⋯⋯浜辺はお預けかあ⋯⋯。