白空と蒼い瞳 〜メガネカチカチ王子さまは実は恋の罠でした〜

「あ、あぶな」


直前に紗彩の声が聞こえた。あ、意識飛ぶー⋯⋯そりゃそうだ、たったまま、寝れるくらい、だ、し⋯⋯。


バンっ


ん、あれ痛くな⋯⋯あれえ、まぶたがあかない⋯⋯。


「だいじょうぶですか?」


誰か男の人の綺麗な声と共に私の意識は、空へと飛びだっていった。



ーーー




⋯⋯⋯⋯あ。


私は自分に意識が戻ってきたことに気づき、ガバっと体を起こした。


「あ、永瀬さん、おはよう」


「あ、せんせ、い⋯⋯」


元気な私をみて、ニッコリと微笑んだ、保健室の先生。


「永瀬さん、どうする? 熱はないみたいだけど⋯⋯教室、もどれる?」


私を気遣ってくれてる先生にコクッとうなずき、ベットの布団をはぐ。


「ここまで運んできてくれたのよ、浜辺くんが」


先生の言葉を聞いて、私は、息を呑んだ。