いや、だめだ‼ 流石にだめだ。いっきに頭の熱が冷める。
もっと確実で隠れられる場所⋯⋯見つからない場所⋯⋯あそこしかない‼
――南校舎‼ 4つの校舎で唯一、つかわれていない。
南は旧校舎で今は使われていないし、封鎖されてるけど、今は緊急事態、問題ないでしょう‼‼
「くそっ、どこ行った‼‼」
「マジ許さねえ‼」
やっとのことで、南校舎に逃げ込んだ私たち。
2階の教室に身を潜めて、無理やりこじ開けた窓から聞こえる男の人たちの声を聞く。
その内容からは南校舎にいることはバレていないみたいで、少しホッとする。
古びた校舎の埃っぽいにおいが、ギシギシと鳴る柱の音が、まるでこの校舎がどれだけ昔からこの景色を見てきたかを訴えてきているみたいだった。
抱えている浜辺を見ると、真っ赤になって固まっていて、少しだけ震えていた。
思わずドキッとして、少し乱暴にドカンと下ろす。浜辺は「いてて⋯⋯」と顔をしかめたけど、すぐに真顔になって、言った。
「あの⋯⋯ごめんなさい⋯⋯おれのせいで」
もっと確実で隠れられる場所⋯⋯見つからない場所⋯⋯あそこしかない‼
――南校舎‼ 4つの校舎で唯一、つかわれていない。
南は旧校舎で今は使われていないし、封鎖されてるけど、今は緊急事態、問題ないでしょう‼‼
「くそっ、どこ行った‼‼」
「マジ許さねえ‼」
やっとのことで、南校舎に逃げ込んだ私たち。
2階の教室に身を潜めて、無理やりこじ開けた窓から聞こえる男の人たちの声を聞く。
その内容からは南校舎にいることはバレていないみたいで、少しホッとする。
古びた校舎の埃っぽいにおいが、ギシギシと鳴る柱の音が、まるでこの校舎がどれだけ昔からこの景色を見てきたかを訴えてきているみたいだった。
抱えている浜辺を見ると、真っ赤になって固まっていて、少しだけ震えていた。
思わずドキッとして、少し乱暴にドカンと下ろす。浜辺は「いてて⋯⋯」と顔をしかめたけど、すぐに真顔になって、言った。
「あの⋯⋯ごめんなさい⋯⋯おれのせいで」
