「お礼はいらない」
「こうして二度会えたんですから、なにか甘いものでもどうですか?」
彼の前にはホットコーヒーがあるので、飲み物を買っても困らせてしまう。
それならレジカウンターの横のクッキーや、ケーキなどを買うのはどうかなと思いついたのだけど……。
「せっかくだが、遠慮しておくよ。甘いものは得意じゃないんだ」
すると、彼はポケットからスマホを取り出し、席を外した。お店を出てすぐの場所で電話をしている様子がうかがえた。
彼は三分ほど経つと席に戻ってきた。
体が動くたびに髪が揺れ、たったそれだけなのに見入ってしまうのはなぜなのだろう。
「その気持ちだけ受け取っておく」
最後に彼は私を見下ろして、コーヒー片手にカフェを後にした。
次の瞬間一気に脱力して気づいた。知らず知らずのうちに全身に力を入れていたということに。
無意識のうちに緊張していたみたいだ。
彼のような人と会うのは初めてだから、こうなってしまうのも仕方ないのかもしれない。
二日連続で会うなんて驚きだ。
私はまだ約四か月オランダにいる予定だけど、彼は明日にでも日本に帰ってしまう可能性もある。
どこで暮らし、どんな仕事をしているのかくらい聞いておけばよかったかな……。
「こうして二度会えたんですから、なにか甘いものでもどうですか?」
彼の前にはホットコーヒーがあるので、飲み物を買っても困らせてしまう。
それならレジカウンターの横のクッキーや、ケーキなどを買うのはどうかなと思いついたのだけど……。
「せっかくだが、遠慮しておくよ。甘いものは得意じゃないんだ」
すると、彼はポケットからスマホを取り出し、席を外した。お店を出てすぐの場所で電話をしている様子がうかがえた。
彼は三分ほど経つと席に戻ってきた。
体が動くたびに髪が揺れ、たったそれだけなのに見入ってしまうのはなぜなのだろう。
「その気持ちだけ受け取っておく」
最後に彼は私を見下ろして、コーヒー片手にカフェを後にした。
次の瞬間一気に脱力して気づいた。知らず知らずのうちに全身に力を入れていたということに。
無意識のうちに緊張していたみたいだ。
彼のような人と会うのは初めてだから、こうなってしまうのも仕方ないのかもしれない。
二日連続で会うなんて驚きだ。
私はまだ約四か月オランダにいる予定だけど、彼は明日にでも日本に帰ってしまう可能性もある。
どこで暮らし、どんな仕事をしているのかくらい聞いておけばよかったかな……。



