推しに恋したら〜画面越しだった推しが甘い狼になるまで🐺〜

「何で?俺は何もしてない!」奏斗は何度も誤解を解こうとしたが時すでに遅し。「奏斗、もう抜けることは決まっているんだ...!」 「えっ?奏斗って抜けるの?」 奏斗...何かあったのかな...?「え、優!どうしたの...?」 「だから、奏斗抜けるって本当?」控え室にひょっと顔を出した優。「優、安心して...特になんでもないよ...!」
奏斗、いつもは元気なのに今の声震えてる...きっと無理をしてるんだ...!「奏斗、詳しく話を聞かせて」
優は言った。「大丈夫だって、ねっ!奏斗」
優の心配を遮るように海斗は声を張って言った。
おかしいな...奏斗ならいつも、自分の意見を第1に主張するのに...何で?
やっぱり原因はさっきの喧嘩かな...でもどうしてだろう。海斗や他のメンバーは平然としてるの...?
「じゃあね、優。ほら?奏斗も挨拶して...」
海斗が促しても「.....」と何も言わない。どうしよう早く解決しないと...今度の5大ドームツアーにも支障が...「...優」 奏斗...何か伝えようとしてるの?
奏斗は手を振り、にっこりと笑顔を見せ、車に乗って行ってしまった。
何で抜けることになったのにあんな笑顔なの...奏斗らしいけどさ...ってとにかく車を追いかけないと...
でも、車は高速に乗ってしまった。どーしよ...高速に乗ってしまったら、車がどこに行くかわかんないよ。
ピコンッ スマホの通知が鳴った。奏斗からのメールだ....
「えっ〜!?奏斗たちの行き先、芸能事務所...!」
今から新幹線に乗って...1時間、「よし...!行ける」
急いで行かないと間に合わない...優は急いで新幹線に乗った。「奏斗、無事だといいけど...」 そう言って、
優は新幹線の座席の窓から空を見上げた。