推しに恋したら〜画面越しだった推しが甘い狼になるまで🐺〜

「あの、すみません席、ここなんですか...?」メガネの男の人に聞いた。 「優さん、ご心配なくこの席は奏斗さんが優さん専用にと。」
私は一瞬頭が真っ白になった。えっ...?奏斗が私のために...?だから私の席、
他の人より豪華で高級感があるの...?ファンの皆さんに申し訳ないな。
私なんてライブすら行ったことがないのに...気を使ってくれてるのかな...?そんな事考えてたらライブは終了してしまっていた。
そうだ!奏斗にお礼を言いに行こう!確か、Huraiの控え室は医務室、じゃなくてステージの通路の所にあるって言ってた気がする...ここだ!「奏斗、ありがとう!」あれ?誰もいない。「部屋、間違えたかな...?」何だか恥ずかしいな。
誰もいなかったし、教室に戻ろうかな。優が後ろを向いたら、ドンッ!!誰かにぶつかった。「ご、ごめんなさい...」
「あっ!この子、奏斗のお気に入りの優ちゃんじゃん!」か、海斗さん!?って、私がぶつかったせいで服も汚しちゃったじゃん!あー...私は何をしてんの...?「海斗さん!ごめんなさい!服も弁償するので...」
人気アイドルの服汚しちゃうなんてサイテーすぎる!
「優ちゃん、気にしなくて大丈夫だよ!あと、これ予備だし...」 「よ、良かったー私、海斗さんの衣装汚しちゃってどうしようかと...」
本当によかった。これ以上Huraiのみんなに迷惑かけなくなかったから...
「海斗!お前、何コソコソしてるんだ!」 えっ!?
奏斗...!どうしたんだろう...?
「優...!なんかあったか。」そう言うと奏斗は私のことをかばうように守った。
「俺の優(ファン)に何をしているんだ。」
奏斗、急に怒り出してどうしたんだろそれどころか
「俺の優」って...勘違いかな。
それより、奏斗を止めなきゃ...!「奏斗...!落ち着いて、私は大丈夫だから...」
どうしよう...奏斗と海斗の喧嘩が収まらないよ...!
「Huraiさん〜次、出番です...!」 よ、よかった。スタッフさんが来てくれた。これで一安心かな...