ーー午前8時ぴったり。
私立大天空学園の校門前に、豪華なホワイトリムジンがとまる。
助手席からひとりの女子が降りる。
すらっと伸びた手足。中学生女子の平均よりもずっと高い身長。
長いまつ毛に透き通った瞳。顔のパーツ全てが完璧な、中性的で美しい顔立ち。
色素の薄い艶やかな髪は、丸みを帯びたショートヘアで、彼女の端正な容姿をさらに引き立たせていた。
そんな彼女が、優雅に丁寧に、後部座席の扉を開けると。
朝陽のようにキラキラした男子が降り立つ。
祖父譲りの明るいブロンドヘアー。
吸い込まれそうなほど綺麗で力強い瞳。整ったその顔立ちは、甘さと爽やかさが絶妙なバランス。
身長は平均的だが、顔の小ささとスタイルの良さは群を抜いていた。
『王子様』と形容するのが最もふさわしい、圧倒的なオーラとビジュアルをしている。
その彼を守るように、彼女が隣に立つ。
それだけで、映画のワンシーンのような、最高級絵画のような。眩しいくらいの美しさが放たれる。
そんなふたりが並んで校門をくぐると、歓声が上がった。
