星の嵐

そう返せば、「ちぇー」と唇を尖らせる星様。

まったく、我が主人は相変わらずくだらないことを言う人だ。


と、


「い、いきなりなんなのよ、アンタッ!!」


驚きに身を震わせながらも、キツい声音でわたしを指差す女子生徒と目が合う。

ちらり。視線を一瞬、彼女の手元にやった。その手には可愛らしい封筒が握られている。

ーーなるほど、そういう状況だったのか。


ことの経緯をすぐに察したわたしは、星様の顔を確認する。
彼は手を合わせる仕草をしたけど、その表情に反省の色はまるでない。

告白だろうと、タイマンの果たし状だろうと、なんだろうと付き人であるわたしを連れていなきゃいけないのに……ほんっとこの人は……!

何度目かわからない我が主人の違反行動に、思わず頭を抱えると。


「ちょっと聞いてるの?!王子(プリンス)のお付きだか知らないけど、庶民のくせに調子乗るんじゃないわよ!!」


前方の女子生徒が金切り声で言った。