星の嵐

「ありがとうございます。助かりました」


すると、女子生徒ふたりは頬を赤く染める。

よかった。教えられた笑顔を、今日も完璧にできてるみたい。
……同性に照れられるのはこちらもちょっと恥ずかしいけど。

丁寧にお辞儀をしてから、踵を返す。

"我が主人"を迎えに行くため、素早く歩き出した。







一方その頃、大天空学園の体育館裏では。

男子生徒と女子生徒が向き合って立っていた。


「これ、受け取ってください……っ!」


女子生徒が、小さく震えながら可愛らしい封筒を差し出す。
誰がどう見てもラブレターであるそれを見て、男子生徒はやわらかな声で言う。


「ありがとう。すごく嬉しいよ」

「じゃ、じゃあっ!」


あまりにも甘やかなその声色と表情に、女子生徒は希望に満ちた目を向ける。

しかし、男子生徒は眉尻を下げて微笑んだ。


「ごめん、俺は本当に嬉しいんだ。でも……"アイツ"は、なんて言うかな」