星の嵐

わたしを取り囲むように、やいやいと話を続ける星様と美海。それを眺めている陸斗。


「中等部の最強メンバーを拝めるなんて幸せすぎ」
「陸斗くん背が高いのに、ほわほわしててかっこかわいい〜!」
「美海たんマジ天使ッ」
「やっぱり星様と嵐様ペアは至高ね……美しすぎる……」


ただ話しながら校舎へ向かうだけで、まわりの生徒たちはさらに盛り上がっていく。


「毎度のことながら、3人は本当に人気者ですね」


不意にそう言えば、美海が首を傾げた。


「3人……?」

「え?星様、美海、陸斗で3人……ですよね」


途端、目を見開いた星様と美海と陸斗。すぐさま3人でひそひそと喋り出す。


「ランちゃんってまだ自分が人気あるってわかってないの?あたしたちの中で一番モテてるよね?」

「嵐を好きな人は女の子が多い印象だけど、実は、男子の隠れファンもめっちゃいるからね〜」

「俺や美海の監視が厳しいから、誰も直接は告白できないからな。実感がないんだろう」

「ビジュの素晴らしさも自覚してないもんね……あたしが何回も熱弁してるのに」


作戦会議のような雰囲気で、話してる内容はぜんぜん聞こえない。
わたし、何かまずいことを言ったのかな……?