星の嵐

きゅるきゅるの瞳でわたしを見上げる彼女の名は、右崎 美海(うさき みうみ)

つややかな黒髪のツインテールがよく似合う、超絶美少女だ。

母親は元アイドル。もう芸能界を引退してるけど、当時は伝説級の人気があったらしい。
そして父親は、今も最前線で活躍する有名俳優。

そんな2人の間に産まれた芸能サラブレッドの美海は、すでにアイドル活動と女優業で大活躍している。


「うわっ、右崎美海だ!」
「俺、ホンモノ初めて見た!!やっぱ超かわいいな……」
「顔ちっちゃいのに目が大きすぎない?さすがアイドル……」


芸能活動が忙しく、あまり学園に姿を見せない美海の登場に、生徒たちは沸き立つ。

しかし彼女は、そんな声を気にする素振りすらなくーー


「ああっ、ランちゃん、今日もほんとに美しい……♡色素の薄い綺麗な髪も、長いまつ毛に縁取られた瞳も、スッと通った鼻筋も天才すぎる……ショートカットゆえに映える顔の輪郭も最高……っ!
これほど完璧なビジュアルの人、芸能界にもいないわ!絶対に!!」


熱く語りながら、わたしの顔をうっとりと見つめていた。