「ね、

 私の言う通りでしょ。

 所詮、雰囲気重視の

 イタリアンなんて、

 こんなもんよ」



ぼくが食べるはずだった

ぺペロンチーノを

フォークに撒きつけながら

先輩は勝ち誇ったように言う。