とある休日紬は近くのショッピングモールに出かけていた
勉強漬けの毎日で凝り固まった頭をほぐしに気分転換だ
新作のコスメや洋服など気になるお年頃
でも彼氏のいない紬にとってそんなに綺麗にしてもしょうがないと思い見るだけにとどまった
そろそろ帰ろうとしていた時
前の方から紬を呼ぶ声がした
「朝比奈先生!」
視線を先にやるといたのはあの葵の付き添いで来ていた女性だった
「あ......お久しぶりです」
葵はいないようだ
「先生、こないだはすみません
葵が言うことを聞かなくて」
「大丈夫ですよ」と返すが内心は気になってしょうがなかった
実は次の受診を1週間後にしていたのだが、葵は現れなかった
代わりに女性が謝罪の電話をかけて来たのだ
時間も持て余してるのでカフェに入ってゆっくり話をすることにした
「あの後、葵に確認したんです
でも、何も言ってくれなくて
せっかく先生がお話ししてくれたのに」
「いえ、私は何も......
ただ、少し言い過ぎたかなって
すみません」
女性は必死で訂正してくれるが、橘先生に注意されずっと気にしていた
そこで初めて知ったが、その女性は木村といい
葵がいる養護施設の職員らしい
親に捨てられ、5歳の時知り合いに連れてこられたのだ
「葵の様子を見てたら
お腹を優しい表情で撫でてるんです
口ではああ言っててもほんとは産みたいんじゃないかなって思うんです」
「そうなんですね」
葵が産みたいことを紬は気づいていた
だけど産まない選択をする理由がわからなかった
だからこそ紬は熱くなってしまったのだ
紬は聞けそうなことを聞いていく
「お相手は?」
木村は困った表情で
「......それが、わからないんです
あの子夜遊びが多くて
門限の時間になっても帰ってこないんです」
紬は自分とは違う世界で生きている葵を思い
少しだけ羨ましいとさえ感じていた
小1時間、木村と会話をして葵のことが知れた
持ち帰って橘先生にこの事を全て話す事にする
なぜなら紬には時間がないからだ
そう、産婦人科での研修はあと2週間で終わる
葵と赤ちゃんは最後まで見届けることは
できないのだ
勉強漬けの毎日で凝り固まった頭をほぐしに気分転換だ
新作のコスメや洋服など気になるお年頃
でも彼氏のいない紬にとってそんなに綺麗にしてもしょうがないと思い見るだけにとどまった
そろそろ帰ろうとしていた時
前の方から紬を呼ぶ声がした
「朝比奈先生!」
視線を先にやるといたのはあの葵の付き添いで来ていた女性だった
「あ......お久しぶりです」
葵はいないようだ
「先生、こないだはすみません
葵が言うことを聞かなくて」
「大丈夫ですよ」と返すが内心は気になってしょうがなかった
実は次の受診を1週間後にしていたのだが、葵は現れなかった
代わりに女性が謝罪の電話をかけて来たのだ
時間も持て余してるのでカフェに入ってゆっくり話をすることにした
「あの後、葵に確認したんです
でも、何も言ってくれなくて
せっかく先生がお話ししてくれたのに」
「いえ、私は何も......
ただ、少し言い過ぎたかなって
すみません」
女性は必死で訂正してくれるが、橘先生に注意されずっと気にしていた
そこで初めて知ったが、その女性は木村といい
葵がいる養護施設の職員らしい
親に捨てられ、5歳の時知り合いに連れてこられたのだ
「葵の様子を見てたら
お腹を優しい表情で撫でてるんです
口ではああ言っててもほんとは産みたいんじゃないかなって思うんです」
「そうなんですね」
葵が産みたいことを紬は気づいていた
だけど産まない選択をする理由がわからなかった
だからこそ紬は熱くなってしまったのだ
紬は聞けそうなことを聞いていく
「お相手は?」
木村は困った表情で
「......それが、わからないんです
あの子夜遊びが多くて
門限の時間になっても帰ってこないんです」
紬は自分とは違う世界で生きている葵を思い
少しだけ羨ましいとさえ感じていた
小1時間、木村と会話をして葵のことが知れた
持ち帰って橘先生にこの事を全て話す事にする
なぜなら紬には時間がないからだ
そう、産婦人科での研修はあと2週間で終わる
葵と赤ちゃんは最後まで見届けることは
できないのだ
