何かふわふわした温かいものが顔に被さって来て、乃々は目を覚ました。 窓の外はもうすっかり暗くなって、雨は止んでいる。 「母さんが車で送って行くって。さっき帰って来て。」 猫のお腹をどけた乃々に、カーテンを閉めた碧が振り返って言った。 「乃々が寝てる時、雨が上がって、表に虹が出てたよ。本当に見ればよかったのに。」 乃々は、その後碧の家でおいしい夕食を頂いて、お母さんに電話をして、それから碧の家の大きな車に乗って自分の家へ帰った。 おわり