遠くて近い、あなたの隣で


「私、妊娠した…」





大翔さんの表情が一気に硬くなる
私から目を逸らすー…


"その程度の覚悟"
この言葉が頭から離れない



私、この子と2人で生きていく…
そんな覚悟すぐにできる…?


お金も体力も努力も全て必要で…
母を見て分かっていたじゃない
"ひとりで子供を育てる大変さ"




たった何分か…
その何分かが自分の中ではすごく長くて

ここから飛び出してしまいたい
現実から離れてしまいたい


そう思っていたとき、大翔さんの口が開いた



「…きよら、ありがとう」