懐かしい店内。
ここで初めて会った時、
私はベロベロで
記憶になくて………
「今日はどうかしたの?東京に用事?」
「いえ、あの…西尾さんにお願いがあって……」
「大翔じゃなくて俺に?」
「はい…」
「俺にできることなら。
なんてったって親友 大翔の彼女さんだからね!」
「ありがとうございます…。
お願い、2つありまして…
キッチンを貸していただきたくて…」
「うちのキッチンを?」
「はい…
あ、でも仕込みの邪魔にならないように隅っこでいいので!
それに、ガス代はしっかりお支払いしますので…」
「きよらちゃん真面目すぎ!!笑笑
うちで良ければ使ってくれていいよ!」
「ありがとうございます!!!」
「あともう一つのお願いは?」
「もう一つは…えっと…
大翔さんを…このお店に呼んでいただきたくて…」
「え!?来るって連絡してないの?」
「…サプ…ライズにしたいなと」
「なるほど。分かった!
大翔に都合つくか聞いてみるよ!」
「ありがとうございます…!!!」
料理はほとんどしないし
お店のキッチンなんて広すぎて
私に扱えるのは不安だけど………
少しでも
喜んでくれたら…いいな、
慣れない手つきで作業を進めていく。
