嫣然と微笑む姿に、何だかいつも以上にドキドキする。
獅帥君と初めてする時以上に胸が高鳴る理由は何故なんだろう。
ーーー思えば私達は何処か周囲の煩わしさから遠ざかる様に、お互いを求めていた気がする。
楽園から追放されたアダムとイヴの様に、私達にしか分からないとそう言って。
今思い返せば恥ずかしい考えだけれど、現実は何も変わっていない。
獅帥君達を追い求める人々の存在も、利用しようとする人達の存在も、私を獅帥君達を操る道具として利用しようとする人達の存在が居る事も。
それでも穏やかな気持ちで入れるのはーーー…。
「顔にでないだけだ」
「な、にっ…?」
「俺の頭を覗いたら綴は引くと思う」
意味が分からない。
私のお臍の辺りで意味深に笑った獅帥君は、更に下へと向かう。
そして、
「ああっ…!」
入り込まれた舌先に大きく喘ぐ羽目になった。
「だ、め…だって…!」
胸への悪戯で充分に潤った中心を、更に開拓されそうになって獅帥君の頭を押さえる。
しかし手管の優れた獅帥君は私の無いに等しい抵抗を気にも止めず、舌と指で私を追い詰める。
「ああっ!」
火花が散った。
足が弓形に曲がり、強く獅帥君の頭を掴んでしまった。
「はあっ…はあっ…!」
胸が大きく上下に揺れて、呼吸が酷く乱れた。



