いいや藁なんて駄目。
大きな幹になって獅帥君達を支えられるぐらい強くなりたい。
そんな思いでギュッと顔を抱き締めていれば、
「綴」
「うん?」
獅帥君が私の胸から顔を上げる。
自然と、視線が絡み合って、
「ん…」
触れ合った。
唇を優しく啄まれて、これだけで胸が震える。
「っはあ…」
角度を変えて優しく触れ合う私達は、次第に激しく舌を絡めながらベットへと沈む。
「綴…」
赤い柘榴の様な唇が名前を呼ぶ。
蜜蜂の様に吸い寄せられて、獅帥君の首に自ら手を回して触れた。
難無く開かれた唇の中に舌を巻き込み、誘われるがまま追う。
「んっ…あ…」
その間、私の寝巻きの裾から獅帥君の手は入り込んで、身体のラインをなぞり、思わず声が漏れた。
小さく笑った獅帥君にムッとして、唇を離した。
「どうした?」
「…余裕ありありでムカつく」
私がどれだけ心臓をドキドキさせているのか、あーこれだから生まれてからモテモテな男は。(僻み)
「ふっ…」
「また笑った」
「俺も一緒だ」
「え?」
「綴に触れる時はいつだって緊張してる」
獅帥君の唇が私の開かれた胸に吸い付き、嘘つきだと思った。
「あっ…ま、てっ…」
指先と唇で私の温度を上げて、満足そうに見つめる獅帥君。
ああ本当にずるい。



