大半は埜々ちゃんの言葉なんだろうなあと思ったが、図星とは。(鉄将君分かりやすいのもある)
『お、俺も一緒に考えて!たた確かに埜々と話してて!』
そんなに慌てなくても。
図星を突かれててんやわんやになる鉄将君の姿を見ていたらこう、笑いが。
『ふっふっ…!』
『ど、どうしたんだ唐堂、具合また悪くなったのか!?』
見当違いの鉄将君の言葉に更に笑いが止まらなくなる。
『ふっふふ…!鉄将君変わらな過ぎて』
『え、何だどうしたんだ』
鉄将君のまた意味の分からなさそうな顔がもう。
これ込みで埜々ちゃんが仕込んでいると思ったら、埜々ちゃん凄過ぎる。
『あっははは…!』
『?』
ーーーと、鉄将君にとってはクエスチョンマークだらけで会話を終えただけだか、私にとっては久々に笑って少しだけ気分が晴れた時間だった、が。
「はあ…」
それでも現実は時間と共に訪れる。
鉄将君と別れてそこまで時間も経っていないのに、なんか。
「…」
見上げれば憧れの天蓋。
これも見慣れてしまった。
でもこの光景も見なくなっちゃうのか…。
そう思うとしんみりするし、胸の穴が広がって行く感じがした。
今日はそれぞれの立場の人達の意見を聞いて、前向きになったり、後ろ向きになったりと心の中は忙しい。
優柔不断だな私…。
獅帥君達にも背中を押して貰っていた筈なのに。



