鈍感後輩は先輩を振り向かせたい

あれは9月初め…そう、体育祭練習が本格化し始める時のことだった。


「亜里沙ぁぁ、暑い」


と、ハンディファン命の私は亜里沙に助けを求めた


すると亜里沙が蔑むような目でこっちをみてきた。


「何言ってんの?高3の人の教室に行くまでの1分もない時間だよ?」


と辛辣な言葉を私に言ってきた。


ううう、亜里沙はなんで暑くないの?


なんで一年は三年の教室に行ってダンスを習うの?


2年生は同じ学年のダンスリーダーから習うのに!!


おかしいでしょ、溶ける!


でもなぁ


「確かに、ちょっとの距離…」


なんだよなぁ…


溶けそうになりながら頑張って歩いていくとやっと3年生の教室に着いた。