校門をくぐってから、少し歩くと
昇降口の前には人がたくさん集まっていた。
雫「クラスの表、あそこじゃない?」
壁に貼られた紙の前に
ランドセルを背負った子どもたちがぎゅっと集まっている。
玲央「ほんとだ」
月乃「どこだろ……」
紙にはたくさん名前が並んでいる。
知らない名前ばかり。
その横で、雫も静かに見ていた。
月乃「あっ」
月乃が雫の袖を軽く引いた。
月乃「雫!同じ!同じクラス!」
紙の中に、見慣れた名前が並んでいた。
一年一組
あまね つきの
あまみや しずく
雫「……」
月乃「雫?」
雫「……」
月乃「おーい!雫ー!!」
雫がはっと顔を上げる。
雫「え、なに?」
月乃「同じクラスだって!」
雫「ほんと?!」
玲央も紙をのぞき込んだ。
玲央「俺も一組」
月乃「やった!」
さっきまで少しだけ重かった胸が、ふっと軽くなる。
三人同じクラス。
それだけで、急に安心した。
そのとき。
後ろから声が聞こえた。
奏「玲央!」
三人が振り向く。
そこに立っていたのは、少し背の高い男の子だった。
知らない子。
玲央「あれ、奏じゃん」
二人はそのまま話し始めた。
月乃は小さく首をかしげる。
月乃「知り合い?」
雫「みたいだね」
その男の子の視線が、ふっと雫に向けられていた。
でも、雫は知らない子みたいだった。
昇降口の前は、どんどん人が増えていく。
先生の声も聞こえてきた。
雫「玲央、先いくね?」
玲央「おー」
月乃も手を振る。
月乃「あとでね!」
二人は昇降口へ向かって歩き出した。
月乃は一度だけ振り返った。
男の子は雫をじっと見ていた。
なんだろう……
でもすぐに、気持ちは別の方へ向く。
さっき見たクラス分けの紙。
その中にあった
一年一組
月乃はランドセルのベルトを少し握り直した。
同じクラス。
三人一緒。
それだけで、少し勇気が出る気がした。
昇降口の前には人がたくさん集まっていた。
雫「クラスの表、あそこじゃない?」
壁に貼られた紙の前に
ランドセルを背負った子どもたちがぎゅっと集まっている。
玲央「ほんとだ」
月乃「どこだろ……」
紙にはたくさん名前が並んでいる。
知らない名前ばかり。
その横で、雫も静かに見ていた。
月乃「あっ」
月乃が雫の袖を軽く引いた。
月乃「雫!同じ!同じクラス!」
紙の中に、見慣れた名前が並んでいた。
一年一組
あまね つきの
あまみや しずく
雫「……」
月乃「雫?」
雫「……」
月乃「おーい!雫ー!!」
雫がはっと顔を上げる。
雫「え、なに?」
月乃「同じクラスだって!」
雫「ほんと?!」
玲央も紙をのぞき込んだ。
玲央「俺も一組」
月乃「やった!」
さっきまで少しだけ重かった胸が、ふっと軽くなる。
三人同じクラス。
それだけで、急に安心した。
そのとき。
後ろから声が聞こえた。
奏「玲央!」
三人が振り向く。
そこに立っていたのは、少し背の高い男の子だった。
知らない子。
玲央「あれ、奏じゃん」
二人はそのまま話し始めた。
月乃は小さく首をかしげる。
月乃「知り合い?」
雫「みたいだね」
その男の子の視線が、ふっと雫に向けられていた。
でも、雫は知らない子みたいだった。
昇降口の前は、どんどん人が増えていく。
先生の声も聞こえてきた。
雫「玲央、先いくね?」
玲央「おー」
月乃も手を振る。
月乃「あとでね!」
二人は昇降口へ向かって歩き出した。
月乃は一度だけ振り返った。
男の子は雫をじっと見ていた。
なんだろう……
でもすぐに、気持ちは別の方へ向く。
さっき見たクラス分けの紙。
その中にあった
一年一組
月乃はランドセルのベルトを少し握り直した。
同じクラス。
三人一緒。
それだけで、少し勇気が出る気がした。
