本当の私を知られたら終わる恋だと思っていたのに、彼の溺愛が止まりません


和木坂課長のスマホに写った写真を確認すると、ピンク色のフラミンゴを背景に肩を寄り添う私と和木坂課長の姿がそこにはあった。

ミチルの私が、嬉しさを隠しきれていない、はにかんだ笑顔で映っている。
和木坂課長も、見たことの無いような柔らかい笑みを浮かべている。

まるで本当の恋人同士のような、ふたりだけの写真・・・

「この写真、あとでラインに送るよ。」
「は、はい。ありがとうございます。」

「寝る前に必ず見るように。俺も見るから。」
「でも・・・どきどきして眠れないかもです。」

「どきどきしてるの?」
「あっ・・・えっと・・・はい。」
「じゃあふたりでどきどきしながら眠ろうか。」
そう和木坂課長に耳元で囁かれ、顔がタコになる私・・・でも・・・

これが私と和木坂課長ふたりで写った最初で最後の写真なんだ…そう思うと切なくて、いっそ写真を削除してしまいたくなった。