本当の私を知られたら終わる恋だと思っていたのに、彼の溺愛が止まりません


「彼女、ミチルちゃんっていうんだけど、すごく笑顔が可愛くてさ。俺、一目見てビビッと来たんだ。この子が俺がずっと探し求めていた女の子だってね。」
「・・・・・・。」

それは死ぬほど嬉しくて、絶望的に悲しい言葉だった。
だってミチルはもうすぐ消える予定だから。
ミチルに消えてもらわなければ、臼井千佐の恋は先に進まない。

そうこうしているうちに、和木坂課長はかなり酔ってしまい、とうとうカウンターに突っ伏してしまった。
そして突っ伏したまま、顔を私の方へ向け、子犬のような目でこう尋ねた。

「ね。臼井さん。どう思う?」
「どうって・・・。」
「彼女、ミチルちゃん、俺のことどう思っていると思う?」
「も、もちろん・・・課長のことを憎からず思っていると思いますよ?そうじゃなかったら連絡先の交換なんてしないと思います。」
「そう?俺のこと、好きだと思う?」
「・・・好きですよ。きっと。」

好きです・・・和木坂課長・・・
こんなぐだぐだな和木坂課長も可愛い・・・