「これ、ウチの猫。」
そこにはふてぶてしい顔をしたエキゾチックショートヘアが、畳の上で寝そべっている様子が写っていた。
きっとこれがケンケンなのだろう。
「わあ。可愛いですね。」
「ああ。世間ではブサカワ猫なんて言われてるけど、俺にとってはコイツが世界で一番可愛い猫だと思ってる。」
「わかります。私もウチの猫が世界で一番可愛いと思ってますから。」
「へえ。臼井さんも猫、飼っているんだ。」
やば!・・・ま、大丈夫か。猫飼ってる人間なんて、そこらじゅうにいるだろうし。
「写真、ある?見てみたいな。」
「あ、はい。」
私は言われるがままにスマホのアルバムからマリモの写真を写し、和木坂課長に見せた。



