本当の私を知られたら終わる恋だと思っていたのに、彼の溺愛が止まりません


和木坂課長はさりげなく私の横に座ると、その甘い飲み物を私に手渡した。

「ミルクティー、好き?」
「はい。大・・・好物です。」
「だと思った。よく飲んでいるのを見かけるから。」
「あ、ありがとうございます。」

何か話さなきゃと内心慌てていると、和木坂課長が前を向いたまま、私に話しかけた。

「臼井さんは、何年目だっけ?」
「はい。1999年生まれです。」

すると和木坂課長はプッと噴き出した。

「???」
「俺が聞いたのは、入社何年目って意味なんだけど。」
「ああっ・・・すみません・・・ええと、五年目です。」
「そう・・・俺ね、入社六年目の時に、やらかしてさ。アポ取っていた会社に行く時間を間違えて大遅刻。我ながらあれはショックだったよ。三日は立ち直れなかった。」
「そ、そうなんですか?」