私の話を聞いた真紀は、思った通り大笑いした。
「あはははは!なに、その面白い展開。」
「笑いごとじゃないんだってば。もうどうしたらいいかわからないよ。」
「ね。そのイケメン課長ってさ。きっとアレだよ。」
「え?アレ?」
「だからあ。」
「だから、なに?!」
「B専ってこと!」
「B専?」
「そう。ブサイクな娘が好きな男性。」
「和木坂課長がB専・・・?」
「けっこうイケメンに多いらしいよ。ほら『美人は三日で飽きる』っていうじゃない。」
「・・・そう、なのかな?」
「それに平凡で何の特徴もないよりは、ブサイクの方がインパクトあるのかもよ?あんた、臼井千佐で行かなくて正解だったかも。」
「でも、いつまでもミチルでいるわけにはいかないよ。」
「そうね。タイミングを見計らって、正体を明かすしかないわね。そこで振られるか関係が続くかは、千佐、あんた次第よ。」
「そ、そんな。」
「ま、頑張って!それじゃあね。」
言いたいことだけ言って、真紀は通話を切ってしまった。



