一瞬、何を言われているのか、頭がついていかなかった。
ワンテンポ遅れて、その意味を脳が捉えた。
「え?ええ?!」
嘘・・・でしょ?
私、今、和木坂課長に告白されているの?!
嬉しい。
ものすごく嬉しい。
まさかこんな日が来るなんて夢みたい。
私も好きです・・・って今すぐ伝えたい。
・・・けど!
私の心に赤信号が点滅する。
駄目だ、駄目だよ。
だって今の私はミチルだから。
ニセモノで今日限りのミチルなんだから。
和木坂課長が一目惚れしたのは「臼井千佐」じゃない。
「幸田ミチル」という私とは別の人間なんだから・・・



