本当の私を知られたら終わる恋だと思っていたのに、彼の溺愛が止まりません


もちろん、和木坂課長の彼女になれるなんて一ミリも思っていない。

だって私はウスイサチだから。
あんな素敵な人の隣にウスイサチがいたりしたら、迷惑以外のなにものでもないことくらいわかっている。

それに和木坂課長は職場恋愛をしない主義らしい。
どんな女性職員からのアプローチも無視するし、バレンタインデーの義理チョコですら受け取らない。だから陰で「氷結の和木坂」と呼ばれている。

でも私が和木坂課長に憧れているのは、決してそのスペックだけを見て、というわけではないのだ。