本当の私を知られたら終わる恋だと思っていたのに、彼の溺愛が止まりません


フリータイムも終わり、とうとうマッチングの時間がやってきた。
小さな紙にひとりずつ、マッチングしたい相手の番号を書き、スタッフが手早くその紙を集める。

男女共に、お互いの番号が書いてあれば、カップル成立だ。
でも私は今日限りの幸田ミチルだから、誰ともマッチングするわけにはいかない。

予定通り、紙にはなにも書かず空欄で提出した。
どうせ私の番号を書く物好きな男性なんて、いるわけないんだけど。

和木坂課長は、きっと誰かとマッチングしてしまうんだろうな。
だってほとんどの女子は、和木坂課長を狙っている。

マッチングするのは多分、キャリアウーマン風美人の四番か、ふんわりした天然お嬢様風の八番だろう。

和木坂課長の番号は十五番。
ああ、本当は私だって十五番と書いて提出したかったよ・・・