「写真撮るの、本当に好きなんだな。名前なんだっけ?」 「あっ!う・・・幸田ミチルです!・・・初めまして!」 私は大きくお辞儀をした。 すると和木坂課長も小さく会釈した。 「どうも。俺は和木坂要。よろしく。」 うわ。私が臼井千佐だってこと、全然ばれてないんだ。 でも・・・そりゃそうよね。 自分でも誰?って思ったくらいだもの。 和木坂課長はソファに座り、黒猫を太腿に載せて、その美しい毛並みを撫でながら、立っている私を見上げた。