私は肩を落とし、パーティ会場に戻ると、顔が隠れるようにひたすらカメラで猫達の写真を激写し続けた。 ブサイクという言葉のナイフは、私の心をずたずたに切り裂いた。 ああ、早く終わらないかな。 黒猫にファインダーのピントを合わせた時、ふいに肩を叩かれた。 振り向くと、和木坂課長が黒猫を指さした。 「上手く撮れた?」 「えっ、あっ、は、は、はい!」 和木坂課長が、こんなブサイクな私に、声を掛けた?! 驚きすぎて思わず声が裏返ってしまった。 心臓がどくどくと音を立てて、息が苦しい。