「和木坂要、三十二歳。趣味は旅行とフットサル。ケンケンというエキゾチックショートヘアを飼っています。よろしくお願いします。」
低く響くボイス、職場での厳しい顔つきは隠れ、優しいまなざしで猫達を眺めながら挨拶をする和木坂課長の姿がそこにはあった。
和木坂課長は軽くお辞儀をすると、再びゆっくりと椅子に座った。
ど、どうして、こんな所に和木坂課長が?
結婚前提の彼女がいるんじゃなかったの?
和木坂課長が婚活?
ていうか私、何でこんな格好で来ちゃったんだろう!
私の、バカ!
私のこと臼井千佐ってばれてる?
逆にばれた方がいいの?
頭がパニックでどうしたらいいかわからない!!



