本当の私を知られたら終わる恋だと思っていたのに、彼の溺愛が止まりません


「では順番に軽く自己紹介して頂きましょうか。一番右端の方からどうぞ!」

私の前に座っている銀縁眼鏡の男性が立ち上がり、名前と年齢、趣味、そして愛猫の紹介などを話して再び椅子に腰かけた。
他の参加者からの拍手が鳴り響く。

一人また一人男性が立ち上がり、自己紹介を述べていく。
趣味が読書や映画鑑賞といった、インドア派の男性が多く、全員が猫を飼っていると山岸さんから説明があった。

一番左の人は私の席から遠くて、顔がよく見えない。
男性陣のラストに、その一番左の男性が立ち上がり、こちらを向いた。

「っ!!」
その顔を確認した私は、驚きのあまり目を見開いた。