本当の私を知られたら終わる恋だと思っていたのに、彼の溺愛が止まりません


「あ、ごめん。俺ばっかり話しちゃって。」
「いえ!全然。私も要さんと一緒に電車の写真、撮りたいです。」
「うん。いつか必ず行こう。」

もし要さんと結婚して一緒に住むことになったら、私の趣味のレトロ雑貨の横に鉄道グッズが並ぶのかな。
でも要さんと結婚出来るなら、それでも構わない。

・・・って。
何を夢みたいなことを考えているの?
今の私はミチルでニセモノなんだから。

今、ここでちゃんと話さなきゃ。
もう要さんを騙し続けていてはいけない。

これ以上話が進んでしまう前に、要さんに本当のことを言わなきゃ。
私は意を決すると、要さんに言った。