本当の私を知られたら終わる恋だと思っていたのに、彼の溺愛が止まりません


「これはね、希少価値がある模型で、オークションで競り落とした。で、これは・・・」
なるほど・・・要さんは鉄オタだったんだ。
そういえば婚活パーティの自己紹介の時、趣味は旅行だって言ってたっけ。
あれは鉄道旅行のことだったんだ。

「それでこっちがもう手に入らない幻の列車。」
「わあ。カッコイイですね!」
私はわからないながらも、一生懸命話してくれる要さんに相槌を打った。

「・・・俺、実は撮り鉄でもあるんだ。子供の頃、親父によく新幹線を見に連れて行ってもらって、そこから鉄道にハマった。ミチルちゃんとも一緒に電車の写真撮りに行けたらいいなって思ってる。ミチルちゃんの好きそうなレトロな列車も沢山あるよ。」
瞳を輝かせて語る要さんは少年みたいで可愛かった。

でも・・・ミチルとの未来なんて訪れないのに・・・