本当の私を知られたら終わる恋だと思っていたのに、彼の溺愛が止まりません


「ミチルちゃん。このあと、良かったら家に来ない?古い家だけど。」
和木坂課長がいとも簡単にそう言った。
家・・・和木坂課長の?

「そ、それは・・・どういう?」
「ウチのバアちゃんに紹介したいんだ。」
いや、ご家族に会うって・・・・・・
早すぎる展開に、私は驚いていた。
でも、それだけ和木坂課長のミチルへの本気度が伝わってくる。
どうするの?ミチル・・・
行っては駄目だよ、絶対に駄目。

でも和木坂課長・・・要さんってどんな家に住んでいて、どんな風に暮らして、どんな風にくつろぐんだろう。
要さんのお祖母様ってどんな方なんだろう。
要さんのこと、もっともっと知りたい。

「行きます。」
気付くと私はそう答えていた。

「・・・良かった。じゃ、食べ終わったら行こうか。」
和木坂課長はホッとした様子で、椅子から立ち上がった。