ホテルを出た私と和木坂課長は、ファーストフードに入り、遅い昼食を取った。私がハンバーガーを食べていると、和木坂課長がアイスコーヒーを啜るストローから口を離した。
「身体は大丈夫?昨夜は無理させちゃったかな?」
「いえ!体力には自信ありますので。」
思っていたより激しめな昨夜の熱いひとときを思い出し、明るい太陽の日差しに照らされるのが、なんだか気恥ずかしい。
「・・・ねえ。その敬語、そろそろやめない?」
「え?」
「俺達、もうそういう仲なんだし。」
和木坂課長が頬杖をついて、私の瞳を覗き込んだ。
「あとさ、俺のこと要って呼んで欲しいな。」
「かなめ?」
「そう。カ・ナ・メ」
「要・・・・・・さん?」
「ん?なに?ミチルちゃん?」
思わず顔が赤くなる。
なに、この会話。
まるで恋人同士みたい。
あ、私達、恋人同士だった。
まだ夢みたいで信じられない。



