本当の私を知られたら終わる恋だと思っていたのに、彼の溺愛が止まりません


朝が来て、私は和木坂課長の胸の中で目覚めた。
目の前に、端正な和木坂課長の寝顔がある。
長いまつげがすこし揺れている。

和木坂課長の温かくて広い胸板に、そっと顔を寄せる。
和木坂課長の心臓の音がとくん、と聞こえた。
眠りながらも、私の身体を抱き締める腕がさらに強まる。
いま、私は愛されている。
こんなにそばにいられるなんて・・・夢みたい。

「可愛い・・・」
おもわずその頬を人差し指で突いた。

その時、ハッとこの状況に思いを馳せた。
私も和木坂課長も、何も身につけていない・・・

とうとう一線を越えてしまった。
どうしよう・・・
もう後戻りできないよ。