「駄目・・・じゃないです。」
和木坂課長のまっすぐな瞳に捕らわれた私は、そう言って頷いていた。
エレベーターに乗り込むと、和木坂課長は私の手を強く握った。
「ここまで来て帰るとかナシだからね。」
「は・・・い。」
糸の切れたあやつり人形のように、私は和木坂課長の腕にもたれかかっていた。
部屋に入るなり、和木坂課長は私を抱きかかえ、ベッドに押し倒し、唇を重ねてきた。
「んっ」
息も出来ないくらいの情熱的なキス。
角度を変えながら唇を吸われ、お互いの舌を絡ませる。
体中に唇を押しつけられ、いつのまに服を全て脱がされていた。
和木坂課長も自らの衣服を脱ぎ捨て、その筋肉質な身体を現す。
緊張して強ばる私の身体にそっとかぶさり、耳元で囁く。
「固くならないで。これからゆっくりミチルちゃんの全てをほぐすから。」
ベッドの中で二人の身体が重なり合い、熱い肌が触れ合う。
「あんっ」
「ミチルちゃん、俺だけを感じていて・・・」
和木坂課長の指や唇が敏感な場所を刺激するたび、私は甘い吐息をもらす。
気持ちよさと恍惚のなかで、もう何も考えられなくなる。
和木坂課長の身体にしがみつき、その動きが激しさを増す度に、奥がきゅんと痺れた。
そう、何度も、何度も・・・。
そして柔らかな繭に包まれたような感覚になり、まぶたを閉じ、ゆっくりと気が遠くなっていく・・・



