恋するオトメは超無敵っ!

「なに、にやにや笑ってんだよ。気持ち悪いな。さっさと頼むものを決めろよ」

 わたしの気持ちは、思いっきり顔に出ていたようだ。
 呆れたような目の翔くんにメニュー表を渡しされて、わたしはとろけるような笑顔のまま、パンケーキとミルクティーのセットを指さした。

 なかなか女子力の高いパンケーキなんて、わたしは食べる機会がなかった。
 だから、はじめてのパンケーキ!
 目の前に置かれた、ふっくらとして、美味しそうな焼き色のついたパンケーキ!

 ふわふわの真っ白な生クリームを乗せて、甘いはちみつをたっぷりかけて。
 もう、ほっぺたが落ちそう!
 おいしい!

「昼ごはんに、パンケーキか……。それ、デザートじゃないのか?」

 あきれ顔の翔くんに、わたしは満面の笑みで返事をする。

「え~。だって食事をしたあとにパンケーキだなんて、どれだけカロリーがあると思うの? それに、サンドウィッチやクロワッサンがよくて、パンケーキがダメだなんておかしいわ。今日のランチは、パンケーキよ」

 よくわからない変な生き物を見るような目で、翔くんはわたしを見る。
 でも、わたしは気にしない。

 それに、もちろん、翔くんの好きなものチェックも怠らない。
 翔くんが選んだのは、大盛りのナポリタン。
 うん、なんていうか、男の子だな~。

 そういえば花子さんのときも、いろんなメニューがそろっているお店で、翔くんはパスタを食べていた。
 だから、本当にパスタが好きなんだろうな。