仲間と私で未来を紡ぐ

煙花散花。
それは、表の世界に存在する北の花幻郷、西の夢幻郷、東の四季郷、南の冷寒郷、中央の中枢郷。裏の世界の魔界から成る花型の世界のこと。

北の花幻郷は、温度差が小さく春夏秋冬全ての季節で過ごしやすい郷である。
煙花散花の中でも特に有名所が多く、それを見にくる観光客や、花韮を一目みたいと言った冒険者が後を絶たない。
花幻郷最強グループは、現在ちゃんはちを筆頭に六名で結成されている。

西の夢幻郷は、良い夢を見ることのできる平和な郷であったことから、夢見郷ともよばれていた。
しかし、数十年前に起きた時空の歪みにより、草木が荒れ果て、凶暴な原生生物が出現するようになったときより、悪夢を見る郷__すなわち悪夢郷と呼ばれるようになってしまった。

夢幻郷最強グループは、現在四名で結成されている。
東の四季郷は、四季が共存する郷であり、一年を通して四季が変わることはない。
その珍しい景色を見ようと観光者が訪れるが、トラブル防止のために四季郷に住むことは一部を除いて許されていない。
一つ一つの四季に代表者がいて、その代表者が集まり四季郷最強グループが結成されている。

南の冷寒郷は、名の通り一年を通して寒い郷。
最南端は人が住めないと言われているほど寒く、特に冬の季節になると雪が狂ったように降るため、基本的に誰も近寄らない。
その危険性から、冷寒郷にはグループが結成されておらず、代わりに煙花散花最強である花韮が定期的に見回りをしている。

中央の中枢郷は、煙花散花で最も栄えていると言われている郷。
ビルが建ち、店も多い近未来な郷であり、煙花散花の人口の約七割がここに集っている。
その中でも目を引くのが、中枢郷のさらに中央にある時計台のみしかない小さな時現郷。
時計台の中には、煙花散花の時空を操作する懐中時計が存在する。
中枢郷最強は、現在一名しかいない。

魔界はその名の通り魔物が住まうる裏の世界である。
大昔に裏の世界と表の世界の代表が契りを結んだことで、裏の世界の者が表の世界に来ることもなく、表の世界の者が裏の世界に行くこともない。
しかし、現在はその契りの効果も薄れ、魔物が表の世界に来ては異変を起こしている。
現在は花幻郷にしか魔界と繋がるゲートがないことから、花幻郷は平和な郷と言えなくなっている。
そんな花幻郷の南西地方。
そこから南東の方角にかけて、巨大な花幻山が存在する。
ちゃんはち達一向は、花韮に連れられてその花幻山へ向かうのであった。