「ここ、フリルにしたらかわいいかも」
「たしかに!黄色いチョーカーとかどう?レモンの飾りとかつけたら可愛くない?」
1週間後の放課後。勝手に店番と衣装係に当てられた私は、楽しそうに意見を出す女子生徒たちを横目に小さくため息を落とした。
俯くと、6つくっつけて大きくした机が目に入った。
黄色いリボンやフェルト、誰かの図案やペンが雑多に散らばっている。
「パニエとかはお金かかるからあれかなー」
「袖をふわっとさせたいよね」
「それなー。腰締めたらそれなりにふわっと見えるんじゃない?」
隣の教室からも、楽しそうな声が聞こえてくる。無意識の間に、またため息が漏れる。



