黒豹の唯一無二は

色素の薄い茶色がかったロングのストレートの髪に、キラキラしていて吸い込まれそうな綺麗な目、小さく艶のある唇は、高校生とは思えない大人な魅力がにじみでている。


儚くも見えるのに、体の内面から滲み出る芯の強さも感じられる。世の男達は、放っては置かないだろ。


この女性こそ、青山組組長がこの世で何よりも大切にしている孫娘だ。
そして、ゼンが全力で守護すべき女性だ。


 「遅くなってしまいすみません、お嬢

  組長はこれから仕事になるんで、俺と帰 
  りましょう

  表に、龍輝も待ってます」


ゼンに向かって笑顔で頷き、勇次郎の方に向き直り


 「お祖父ちゃん仕事になるの?

  もう、22時過ぎてるのに遅くまで大変だ 
  ね…

  先に、帰ってるから気をつけて帰ってきて
  ね?」

 「あーわかった。ありがとうな

  お前も気をつけて帰れよ

  ゼン頼んだぞ」


 「はい

  では、お先に失礼します

  お嬢行きましょうか」


 「うん

  じゃあね、お祖父ちゃん

  また、明日ね」


勇次郎は、優しい笑みを零しお嬢に手を振る。

ゼンとお嬢は2人で入り口を目指し、長い廊下を歩く。