黒豹の唯一無二は

毎日、6時のアラームで目を覚ます。
昨日の、帰りの車での話が蘇る。

(みんな何だかいつもと違って疲れているような感じだったな。それに最近、すごく忙しそうだし危ないことじゃないんといいんだけど…
知った所で何かできるわけではないし、無力だな)


朝から気が滅入りそうなことを考えながら、制服に身を包む。

まだ2年生に上がったばかりでクラス替えがあったせいか、なかなかクラスにも馴染めずいる。



コンコンコン…


いきなり、扉をノックする音に反射で肩が上がる。


「お嬢、起きてますか?

 飯の支度が出来てるそうで、組長がお待ちで
 す。」


「おはようゼン

 わざわざ呼びに来てくれたの?
 朝からありがとう」


何も心配をかけないように、満面の笑みで扉を開くと少し驚いた表情のゼンの顔があった。

ゼンは、すぐに笑みを浮かべる。


「おはようございます。朝から元気ですね。

 みんな揃ったので飯です。

 すぐ行けそうですか?」


「うん。大丈夫、このまま一緒にいけるよ。


 お祖父ちゃん昨日はだいぶ遅かったの?

 1時までは待ってたんだけど、いつの間にか
 寝てたみたい。」


.