目の悪い君と余命半年の私

余命宣告されて1週間がたった

あの後私は2日ほど入院し一昨日家に帰ってきた
そして月曜日
今日私は久しぶりに学校に行く
「ほんとに行くの…?学校やめて治療に専念しない?」


玄関で靴を履いていると母が心配そうに覗き込み
もう何度聴いたか分からない言葉を母は言う


「だから学校をやめて治療に専念する気もないし今日は学校に行く」

「じゃあせめて駅まで送らせて?」
だけど心配性の母は食い下がらない
「わかった、じゃあ駅までお願いしてもいい?」
私がそう言うと母は嬉しそうに頷く
「じゃあ先に車乗ってるね」
「うん」





はぁ…みんな心配してるだろうなぁ…
1週間の休みって相当だし…

と考えていると車に乗った母が車を走らせる
「薬もった?」

「うん持ったよ」

「じゃあ気をつけてね、キツかったら連絡してねあと薬はちゃんと飲んでねそれと…」

「あーうんわかったわかった、じゃあ送ってくれてありがとう」
長くなると思い適当に返事をして駅に着いたので車から降りようとシートベルトをはずし車から降りる

「じゃ行ってきます」

その後駅のホームで電車を待っていると数分としないうちに電車が来たので電車に乗り携帯のメモを開き文字を打つ

《この最後の夏にやりたいことリスト》


そうメモに書き込む
うーんどんなこと書こうかな…

またあの海には行きたいな〜

そう思い私はやりたいリストに「海に行く」と打つ。あ!あと夏祭りにも行きたい!

あとは〜…彼氏…欲しいな…
できる可能性はほぼないのにそんなことを思いながら指を動かす

《夏にやりたいことリスト》
・海に行く
・夏祭りに行く



・彼氏を作る

少し行列を開けて"彼氏を作る"と打つ
叶わないかもだけど願うことにはいいよね



アナウンス「次は〜C駅〜C駅〜」
リストを考えているといつの間にか学校の最寄り駅に着いたようだ

改札を通って学校に向かう一本道を歩いていると
「あ!星凪!!」
ひとりでボーッと歩いていると後ろから声がする
「ほんとに星凪じゃん」「久しぶり」

「みんな!久しぶり!」
と友達の律穂と菜乃花、楓夏が走ってこちらに向かってくる。久しぶりの再会で思わず笑顔になる
「も〜急に休むからびっくりしたじゃん」
この子は菜乃花中学からの友達ノリのいい子

「ごめんごめん」
「風邪…?」
この子は楓夏高校で知り合った子いつも物静かであまり喋らないけど友達思いの子
「あーうん風邪こじらせちゃって」
苦笑いをしながら気づかれないよう言い訳をする
「大丈夫だったの?」
「うん!もち!」
と私は右手でグットを作る

律穂も高校からの友達この4人の中で誰よりも大人びていて周りの見れる子


みんな同じクラスで仲のいい4人組だ
あ、この子達と遊びにも行きたい
後でリストに入れとこ

そう思いながら4人で歩く
「あーもうすぐ夏休みだーー!」
「まああと2週間あるけどね」
「そうだけどさ〜ぜーったいみんなで遊びに行こうね!」
前に並んで話してた菜乃花と律穂
菜乃花が後ろに並んでいた私と楓夏に向かって言う
「うん!もちろん!」