げん関に、小さいたまごのカラが落ちて、子ツバメがたん生しました。
シュウ君も、一生けん命子育てをしています。
 
キキィー。キキィー。 
シュウ君が電柱に向かって、何度もいかくをしています。カラスです。
 
家にいたたかし君の母さんは、またヘビが来たのかと急いでげん関に出てきました。
子ツバメは巣の中に頭を低くして、見えないようにかくれています。電柱にとまっているカラスと目が合いました。
母さんは植木に水をかけながら、カラスが飛び去るのを待ちました。
 
また、梅雨の日曜日、六、七羽のスズメが、ツバメの巣の近くを飛びまわっている。
「ワァー、たいへんだ」
たかし君とお姉さんは、何度も外に出てスズメを追いはらっています。
たかし君は、水でっぽうでねらい打ちしているよ。